平成27年7月21日(火)午後6時より、東京三宅坂の「国立演芸場」において、東京六大学各校出身の噺家による「六大学落語会」と銘打った落語会が開催されました。プロによるこのような落語会が開催されたことはこれまでなく、この日は東京六大学落語研究会史上記念すべき日になりました。この落語会は六大学各校出身の落語家有志により、今年の初めから開催に向けた準備が進められていたものです。
わが法政からは、平成16年に人間環境学部人間環境学科卒業の二ツ目、初音家左吉さんが、慶応からは真打の立川談慶さんが、明治からは真打の立川志ら乃さんが、早稲田からは二ツ目の古今亭志ん吉さんが、東大からは二ツ目の春風亭昇吉さんが、立教からは前座の金原亭駒松さんが出演、それぞれに母校の名を背負って熱のこもった落語を演じました。出演順は前座の駒松さんをトップ、最年長の談慶さんをトリとし、残る4人はクジ引きで決めたということで、わが法政の左吉さんが真打の志ら乃さんより後の5人目で高座に上がるという、一般の落語会では考えられない異例の展開になりました。
6人6様の落語が楽しめましたが、やや演技過剰の演者が多い中にあって、法政代表の左吉さんは初めこそやや硬さが見られたものの、じっくりと「ぼやき酒屋」を演じて客席の確かな笑いを誘い、二人の真打に伍して堂々の高座を務めました。また左吉さんは開演一番、法政落研の先輩で、師匠でもある初音家左橋さん直伝の獅子舞とひょっとこ踊りを披露、客席の喝采を浴びて「左吉」と「法政」の名を高めました。
仲入を挟んで出演者6人によるトークが行われましたが、某落語団体の真打1名が妙に盛り上がり、全体をかき回したのは残念でした。今は亡き創始者の生き様が脈々と受け継がれているのかもしれません。
さて来年も「六大学落語会」は開催されるのか、誰が出演するのか、興味が尽きないところです。

(文責 落語研究会OB会会長 道城猛史)
6daigakurakugo